人生のエキストラになるな!

おはようございます!BAISOKUの吉沢です。

若いころ、ありとあらゆるバイトをしました。
どれも楽しかったし、勉強になったのですが、その中の一つに
「エキストラ」があります。

ご存じだと思いますが、テレビや映画の通行人の役などで、
群衆の1人を演じるわけです。

演じるといっても、台詞はありませんし、目立ってもいけないのですが、
いなくては困る。そういう役割です。

なんとなくこのへんをこう歩いてください、と言われて、
言われた通りに歩く。

そうこうするうちにそのシーンの撮影がおわって、
おつかれさまでした、となり、いくばくかのアルバイト代をもらって
帰る、という仕事でした。

いつカメラが回っているかも、カットがかかったのかもわからない。
自分が映っているかどうかもわからないし、
映っていたとしてもそのフィルムが採用されるかどうかもわからない。
何時間も撮影していて、そのシーンが数秒だったりすることもあるし、
まったく映ってないこともある。

私はどうも昔からどうしても目立ってしまうようで、
気配を消すことができないためか、
4度ほどエキストラのアルバイトをしましたが、
ほんの0、数秒、顔の半分くらいがちらと映ったか映ってないか、
ぐらいの出演となりました。

たまには有名な俳優さんもチラとみることができるし、
こうやってドラマがつくられていくのか、と
とてもいい経験でしたが、
やっぱり主役じゃないとつまらないな、と感じたものです。

これはアルバイトだったからエキストラもいい経験になった
ものの、自分の人生がエキストラでは、一生つまらないです。

人間はそれぞれ自分の人生の主人公。
スポットライトをあてて、舞台にたたなくて何の人生ぞ!

人生というドラマで、エキストラになっていませんか?
その他大勢の一人となって気配を消して生きていませんか?
主張しない代わりに、義務も責任もできるだけ負わないように
生きていませんか?

人生は、たった一度きり、自分が
主人公を演じることができる舞台です。

自分で自分の役どころを決められる、ということを
忘れないでほしいと思います。

人生劇場、胸を張って生きていきましょう!

◆今日の一言

出る杭は打たれる、
沈んだ杭は腐る、
出すぎた杭は磨かれる

原田隆史