BAISOKUの吉沢です。
数年前のことです、知人がこんなことを話していました。
「学生の頃、290円※のミラノ風ドリアとドリンクバーをセットにして、よく友人と何時間も居座ったもんだよ…」 ※当時価格
四国を除き、全国にチェーン展開しているイタリアンのファミリーレストラン「サイゼリヤ」のことです。
皆さんの中にも、このような思い出がある方もいらっしゃるかもしれません。
その「サイゼリヤ」が、外食産業の中で高い利益を出し、しかも、安くて早い、理由、何だかご存じですか?
理由の一つ、「サイゼリヤには包丁がない」からです。
この話を聴いたとき、「すげぇ~!」と全身鳥肌がたちました。
材料はすべて小分けの袋に入って仕入れられるため、包丁要らずなんです。
包丁を使えるように教育するのには時間とお金がかかる、
怪我もするかもしれない。安全対策、保険が必要。
当然だが包丁を使っている間、他の調理はできない。
廃棄物が出ればその処理も必要。
サイゼリヤでは注文を受けたら冷蔵庫から取り出して袋を破いて
加熱して盛りつけるだけ。
サラダなど加熱の必要がなければ皿にのせるだけ。カットすらしない。
徹底した合理主義。
—
これをITでもやりたい。
いや、なんとしてもやらねば!
社名通りの「倍速」では、まだ甘い。
サイゼリヤくらい徹底してムダを省き、3倍速、4倍速、10倍速くらいにはしないと!
とその日から試行錯誤の日々。
「もっと省力化できないか、もっとシンプルにできないか」
毎日微差を積み上げ、改善を加えてようやく確立したのが
「49ツール」を中心とする「倍速方式」です。
この方式でのシステム開発は、例えて言うなら、材料がすでにパック詰めされた状態から業務をスタートすることができます。
この方式を取り入れて、当社では開発スピードそのものはもちろん、
テスト工程にかける時間が激減しました。
そう、最初から傷んだ葉っぱ(システムの不具合、障害)が入っていないので
テスト時間は、最小限なのです。
生み出した時間的な余裕が、お客様のご要望をより深く伺って、業務に寄り添ったIT化を実現してきました。
もちろん、価格も安くご提供できます。
その昔、サイゼリヤの正垣会長が試行錯誤の末にたどりついた価格戦略は
メニュー価格の70%オフだったそうです。
BAISOKUも、”限界”にチャレンジを続けます。
◆今日の一言◆
「仕事量や仕事の種類が多いと、
お客様のタイミングを見計らうといったことはできません。
だから、仕事を増やすのではなく、
絞り込んでいくことが重要になります。
「絶対にやる仕事」と「やってはいけない仕事」に二分し、
絶対にやる仕事だけを徹底的に遂行する。
お客さんや店にとって一番大事なことは日々変化していくけれど、
その時々で優先順位があり、その優先順位通りに徹底できることが大事なんです。
正垣泰彦(サイゼリヤ会長)
これからのBAISOKUに、ご期待ください!!
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