後で苦労しないシステム開発

おはようございます!BAISOKUの吉沢です。

BAISOKUの開発の特徴に
「後で苦労しない」というのがあります。

「後で苦労しない」とは、お客さまが、システム納品後に
「こうじゃなかった」と後悔しない。
開発者が、納品後の仕様変更に振り回されない。
システムの運用がスムーズに行える。
等々のメリットのことを指します。

意外に思われるかもしれませんが、コンピュータシステムのプロジェクトの
成功率は、永らく約3割(出典:『日経コンピュータ』2008年12月1日号 プロジェクト実態調査)
と言われてきました。

さらに、『日経SYSTEMS』2012年1月号「さらば失敗プロジェクト」によると、
現在または直近の開発プロジェクトの94.5%に深刻な問題が発生し、
そのうち89.9%が同じ失敗を繰り返している、と現場のエンジニアが答えています。

この数字は、30年この業界にいる私としても実感できる数字です。
(私自身のプロジェクトは失敗率0です。念のため!)

プロジェクト(システム開発)は、無事に納品したら終わりではない、
そこからが始まりだ、というのが当社の考えで、
そのための「後で苦労しないシステム開発」であるとも言えます。

BAISOKUの大則より:

後で苦労しないシステム開発
「短期開発」「開発途中の仕様変更」「稼働開始後の頻繁な機能追 加」は
お客さまの要求として当然のことと考えよ。
開発の初期段階から、システムの稼働開始後をにらんだ拡張性の高いアプリケーションづくりを
視野に入れて開発を進めること、これがBAISOKUのコンセプトである。
後に述べる「BS標準の徹底」「共通部品の排除」「パトロールの重要性」等の開発の心得は、
すべて「後で困らないシステム開発」のために、品質や性能を満足させ、
問題となり得る箇所を事前に排除するか、または処置を行い、柔軟にシステムを進化させることを
容易にする開発の方法論である。また、BS標準に則って開発されたアプリケーションは、
システム稼働後も、お客さまで容易に保守が行えることから、お客さまにとっても
「後で苦労しない」システムであるといえる。

常に「何のためのシステム開発か」:

「お客さまにシステムを通じて利益をあげていただくため」
「結果、ご満足いただいて、さらによい関係を築いていくため」
ということを念頭において、
今日も「後で苦労しない」システム開発にまい進しています!

◆今日の一言

彼を知り己を知れば百戦して殆(あや)うからず

『孫子』

1.調査不足
2.希望的観測
3.思いこみ
敗者はいつもこんな理由で失敗する。