六中観のすすめ

おはようございます!BAISOKUの吉沢です。

「六中観」、りくちゅうかん、と読みます。

死中有活
苦中有楽
忙中有閑
壷中有天
意中有人
腹中有書

死中、活有り
本当に行き詰らなければ、道は開けない、死んだ気になって
頑張れば開けない道はなく、活路が開かれること。

苦中、楽有り
暗くは相対的なものであり、苦の中に楽あり、楽の中に苦があるという意味。
すなわち、別の角度から見る余裕がなくてはならないこと。

忙中、閑有り
閑が出来たら勉強しようと考えていたら一生できない。閑は忙中にあってこそ
閑であり、それでなければ本当の閑とはいえない。

壺中、天有り
「漢書」方術伝・費長房の故事によるもので、俗世間の中で生活していても
自分だけの世界、別世界を持ち、それを深めることの大切さをいう。

意中、人有り
常に心の中に私淑する偉人やともに仕事をしたいと思う人、また人に
乞われれば推薦できる人があり、それら心友と日々の交流を大切にすること。

腹中、書有り
腹の中に書、すなわち信念・哲学があり、座右の銘、愛読書を持っていること

(安岡正篤先生 終戦前後百朝集 より)

人生のいろいろな局面において、こういう肚(はら)をもって、
どんな時も絶望したり、何かに負けたり、精神的に空虚にならないように
生きていきたい。

そのためには日々学びを一生続けていかねばと思います。
言葉を知っているか知らないかで人生に大きな影響がある。

いい書、いい言葉との出逢いは人生の宝物です。

ちなみに私の「壺中の天」は仕事です。
仕事しているとどんなことも忘れて没頭、没入でき、
頭がさえわたり、爽快です。
仕事ができてよかった!心からそう思います。

◆今日の一言

「肚を据える」
人間は肚を据えると妙に落着くものである。落着くと物事がはっきりして来る。それが真剣であればあるほど、しっとりした情味も滲み出て来る。

安岡正篤