吉沢です。
「とにかく中小企業を応援すること。会社が利益を上げてそれを社員に還元できるように、それをデジタルの力で支援する。」
今日は、その実現のために、BAISOKUがこだわった 「はやさ」を追求するために選択したことについて書きました。
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┃はやさのために「BSフレームワーク」
BSとは、「Baisoku Standard(BAISOKU 開発標準)」の頭文字をとった、当社システム開発の品質水準を定義したものである。
BAISOKUは、2001年の創業以来、「技術の第一はスピード」をモットーに、「早い・安い・うまい。高品質はあたりまえ」を掲げて、300を超えるプロジェクトを納めてきた。
一貫して目的はただ一つ、「顧客の利益を生むシステム(しくみ)をつくる」こと。スピードこそ価値でバリューで利益であるという強い信念があったからだ。
そのために、BAISOKU独自の開発ルール、開発方法論、手法、フレームワーク等のツール群を整備し、徹底してきた。これを総称して「BSフレームワーク」と呼んでいる。
そのことによって、属人性を排除し、品質が均一で、他社に比べて圧倒的なスピード(約半分の期間で納品する)で開発でき、かつ、変更にも柔軟に対応できるBAISOKUテクノロジーを確立したのだ。
┃ さらなるはやさのために「49ツール」
現在のBAISOKU工法の根幹を形成しているのが、「49(よんきゅう)ツール」とよばれる部品群、かつ、プログラム自己生成ツールである。これは私が49歳のときに考案したものなのでこの名前がついている。
この49ツールが生まれた背景として、「人はなぜ同じ間違い、同じミスを繰り返すのだろう?」という疑問があった。システム開発で言えば、同じようなプログラミングの間違いである「バグ(bug=虫)」が絶えない。一度ミスした人間は、間違いを修正しても、また同じようなミスを繰り返す。残念ながら障害を起こし続けるのだ。もちろん、それに対する教育や、バグ修正ツールなど、出来る限りの対策を講じてきたが、なかなか根絶できるものではない。
ちなみに私は、ほとんどノーミスで、かつて自分が起こした障害は一つもない。それは、私がプログラムを0からつくらないこと(つまり、過去の資産を有効につかっていること)、そして徹底的に自分でテスト、確認するからだ。 そこで、私の思考とこれまでの経験から得た数々の定石の引き出しを、このツールに全部「分身」させたというわけである。
┃ システムだけでは限界がある
前述の通り、「起業の理由は助けたい」だ。
助けるということは利益を生み続ける、儲け続ける組織になっていただかなければ助けたことにならない。一過性のコスト削減のIT導入では意味がない、 それでは一回ぽっきりの効果で終わってしまう ということに気づいた。
どうやったら助け続けられるかというところで、この10年、そこにテーマを置いて戦ってきた。何が中小企業の利益を妨げになっているか?のいくつかがわかった。
その一つが、利益に無頓着で追究していないこと。
利益を意識しているのは経営者だけで、以下は利益もコストも意識していない。せいぜい「売上」を意識しているくらいで、それさえも意識してないケースも多い。
中小企業では、コストをリアルタイムに把握していない。つまり、売上ーコスト=粗利 がわからないので「利益がゴール」のはずなのにそのゴールを見失って、”とにかく頑張る方式”になっている。
利益を増やすという行動ではなく、がんばること自体が目的となったり、利益につながらない改善を繰り返すことになる。それは改善とはいわない。お金と言うものが遠い存在になってしまう。
いつまで経っても、がんばるけど利益は出たりでなかったり・・・という状態。
今のままでは、利益を生むために会社に行く、という原理・原則論が消えてしまう。 そのことに気づいたことで、システムは、効率化のためのものであるだけではダメで、利益を生み出すための利益システム化にしていかなければいけないことを確信したのだ。
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今回のブログでは、BAISOKUの強みでもあり、こだわりの1つでもある「はやさ」のために選択したことについてお話しました。次回は、自らに課した変革についてお話したいと思います。
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