仕事を選ぶ

企業して13年。
その間、お客様の利益を生むシステムをつくるために、
いったんご用命いただいたお客様には命がけでやってきました。
けれど、どんなお客様ともお付き合いしてきたわけではありません。

私の信条として、
・公序良俗に反するシステム
・人の不幸を助長する、または足をひっぱるようなシステム
・賭博性の高いシステム
等には一切手をださないようにしています。

13年間、経営がいつも順風満帆だったわけではありません。
受注が少なく、厳しい時期もありました。

そんなときに限って、天に試されるように
怪しげなシステムの依頼がきたりします。

が、「武士は食わねど高楊枝」。決して近づきませんでした。
いくらこれから流行るから、とか、儲かるから、とか言われても
一切耳を貸しませんでした。

仕事がその人をつくるのです。
職業に貴賤はありませんが、私が自分の心血を注ぐのは
「世のため、人のため」になることだけと決めています。

わたしは、いったん仕事を受けると、とことんそのお客様の
業務について研究し、勉強し、没入します。
自分が納得できないものに
自分の貴重な仕事の時間を割きたくありません。

それに、子や孫に「このシステムはお父さんがつくったんだ」と
胸をはって堂々と言えるものしかつくりたくないのです。

人生「譲れないもの」これがその人となりを
現すものです。

◆今日の一言

孔子の曰く、命を知らざれば、以て君子たること無きなり。
礼を知らざれば、以て立つこと無きなり。
言を知らざれば、以て人を知ること無きなり。

天命が分からないようでは君子とは言えない。->心が落ち着かないで、利害に動かされる。
礼が分からないようでは立ってはいけない。->行動がでたらめになる。
言葉の真意が分からないようでは人を知ることが出来ない。->うかうかと騙される。

『論語』

スピードアップコンサルティングのBAISOKU
代表取締役 吉沢和雄