BAISOKUの吉沢です。
先日のブログ「「平均」のワナ。」はお読みいただいたでしょうか?
分析する際は、単純な「平均」だけではなく、「中央値」という見方も必要だというお話をしました。
今回は、さらに「中央値」だけでは、アテにならない場合があるので要注意、というケースをご紹介します。
それは、データに「ばらつき」がある場合です。
◇
ここに、各々18人ずつ、2つのグループがあります。
(枠内の数字は年齢です。)
さて、ここで問題です!
3秒でお答えください。
「あなたが、建売住宅の営業担当だったとしたら、
どちらのグループにアプローチしますか?」
もう少しヒントを出します。
この2つのグループ、どちらも平均年齢は37歳。中央値はAグループが35.5歳、Bグループが30.5歳です。
いかがでしょうか?
なかなか悩ましいところですね。
では、このグラフをご覧になったらどのように判断されるでしょうか?
Aグループは、30代を中心にデータが中央に寄っています。一方Bグループはデータにばらつきがあり、20代と60代にデータが偏っています。
お答えは決まりましたが?
そう、私なら購買力のあると思われる30代が多い、Aグループを攻めると思います。
最初にあった数字の羅列では見えなかった、グループの性格や特徴が、グラフにするとよく分かるようになります。
「データ分析」は、分析することが目的ではありません。
単なる数字の羅列に見えるものを「データ」として活用し、判断材料となり、行動を促すためのトリガーにするためのものです。
未来を予測し、未来を創る。
そのために、必要な時、必要なだけ統計(学)を使う。
売りなくして事業なし、営業なくして経営なし、統計なくして未来なし!!
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