おはようございます!BAISOKUの吉沢です。
六中感シリーズ第二弾はみなさんご存じの
「苦中有楽(くちゅうらくあり)」です。
「苦しみ抜く中に、楽しみを見つけること。
苦楽は相対的なものであり、苦の中に楽あり、
楽の中に苦があるという意味。
すなわち、別の角度から見る余裕がなくてはならないこと」
例によって、安岡先生の言葉をひくと:
—
難しい問題と取組むほど頭が良くなる。
易しいことにばかり頭を使っておったらだめになる。
これは人間の体がそうだ。
何も体を鍛えることなしに乳母日傘で育ったら、
夏は冷房、冬は暖房で育ったりしたら、
人間の体も頭もみんなだめになる。
うんと苦しめなければならない。
難しい問題と取組まなかればいけない。
そうすると頭はうんと良くなる。
人間社会のあらゆる勿体ない遊休施設の中で、
頭くらい遊ばしてあるものはない。
苦中楽ありとは無限に意義ある言葉である。
(人間維新)
—
確かに、スポーツでも、仕事でも、つらい練習、
しんどい努力があるからこそ、それにふさわしい結果が出る。
そのことを、自分の努力を、心から信じて突き進めるか、
それが苦中に楽を見いだせるかの分かれ目だと感じます。
少し前の話になりますが、
ソチオリンピックで女子フィギュアスケートの浅田真央さんが、
ショートプログラムでまさかの失敗。
あのどん底状態から一夜あけての渾身の演技で
最高のスケーティングをみせてくれました。
20年近くの努力の集大成。
まさに、苦中にキラリとひかる楽を見出して
昇華させた典型ではないでしょうか。
私も30年の仕事人生、思うように行かないことも、
頭を抱えそうになることも多々ありましたが、
自分が積み重ねてきた努力と、その結果を信じて
これまで突き進んできました。
結果、どんな局面でも不安がない、というか
「安心立命」の境地に近づいた気がします。
天は乗り越えられない試練は与えない!
苦中楽あり!
これからも突き進みます!
◆今日の一言
波乱万丈、どんと来い!
吉沢和雄