企業・組織の壁を超えた 「SCM(サプライチェーンマネージメント)」で 全体最適化を実現
前回ご説明した、部品管理、生産管理、在庫管理などがシステム化により一元管理できるようになったため、情報共有、状況の「見える化」により製造部門の業務効率は格段に向上しました。
一方、仕入先である部品製作会社、顧客である機械販売会社との受発注業務
(受発注連絡、納期確認、数量変更、出荷報告、等々、、、)のやり取りは、
相変わらず、電話、FAXや、紙ベースのまま。
月末近くになると、「あれどうなった?」「これどうなってるの?」
事務所は朝から電話が鳴りっぱなし。事務員さんは現場と事務所をいったりきたりで
仕事になりません。
「だったら、この生産管理システムを仕入先と発注元にも開放して
状況を把握してもらったらどうだろう?」
社内からこのようなアイディアが出てきたのです。
そこで、S製作所・発注元・仕入先をクラウドシステムを介しデータ共有する
SCM(サプライチェーンマネジメント)改革に取り組みました。
具体的には、リアルタイムで生産計画(受発注見込)、計画変更情報を
「可視化」することで、需要と供給のきめ細かい調整を可能にしました。
発注や生産計画変更に伴うペーパーワーク(書類事務作業)は、
30%削減に成功。システムで一元管理することにより、
「言った・言わない」といった連絡の齟齬がなくなったことも、
生産性向上に寄与しています。
S製作所様は、サプライチェーンマネジメント改革により、企業、組織の壁を超えて「全体最適化」を実現することとなったのです。
中小企業こそSCM全体でスループット(粗利)の最大化を。
サプライチェーンマネジメントの改革は、ムダ・ムリ・ムラを減らし、スループット(粗利)を増やしていくことに大きく貢献しています。
<導入の狙い>
- 管理業務の作業効率向上
- 受発注コスト軽減
- 納期短縮
- 在庫軽減
<導入システム(機能)>
- 生産計画情報の共有
- 受発注情報の共有
- 出荷状況の共有
- 製品配送状況の共有
<導入効果>
- 管理業務の作業効率アップ
- 帳票類の30%削減(生産予定表、シリアル番号一覧、計画変更通知、出荷伝票、その他)
- 適正発注による在庫ロス削減
- 仕入先からの納期遵守率アップ
さらに詳しい説明を聞いてみたいという方は、
こちらからお問い合わせください。
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