コンピュータシステムの真のパワーとは何か?

図1おはようございます。
BAISOKUの吉沢です。

「なぜコンピュータシステムが必要なのか?」

企業のコンピュータシステムとは本来、そのパワーを組織の活性化、利益の増加などパフォーマンスの向上に用いるべきものです。
しかし、私も30年以上、IT業界で飯を食ってきていますが、コンピュータシステムを、明確な意思をもって、
「利益を増やすために」発注される企業をほとんど知りません。

その証拠に、みなさんの周りで、「コンピュータシステムを導入して利益が劇的に増加した」という企業がどれくらいありますか?
せっかく莫大なIT投資をしたにもかかわらず、元がとれていない、というケースの方が多いのではないでしょうか。
しかしそれは、コンピュータが悪いのではなく、コンピュータの真のパワーを理解して使えていないからなのです。

ここで、コンピュータシステムの本来のパワーを十分発揮させるために、いくつか、おさらいしてみたいと思います。

1.コンピュータシステムの真のパワーとは何か?

コンピュータシステムの真のパワーとは、情報やデータを処理する能力ですね。
データを保存、転送、検索するということです。

当社のお客様で、顧客管理を紙の台帳管理からシステム管理に切り替えた企業があります。訪問介護ステーションを4箇所展開されていて、ご利用者さんが約600人、登録ヘルパーさんが約300人。

もともとは、ご利用者(お年寄り)のお一人おひとりのお身体の状態やご家族の状況、毎日の介護記録、その他で、台帳がすぐにいっぱいになってしまうため、あいうえお順に分けて古いものは倉庫で保管。

問合せのお電話がかかってくるたびに、数か月前の記録を確認するために倉庫へ走る。やっとお目当ての台帳をみつけたが、紙がやぶれていたり、手書きの文字が読めなかったり、、、
という状況でした(今となっては考えられませんが・・・)。

今は、お電話を受けたと同時にパソコンで「山本様」とか検索すれば1秒もかからないうちに一発で、山本様の全データ(ご自身の情報、介護の履歴、ご家族関係、その他、、、)にたどり着けます。

企業の導入事例ではなくても、みなさん、アドレス帳はどうされていますか?携帯電話がみんな記憶してくれていますね。
つい20年前までは、どの家庭でも、黒電話の横に手書きのアドレス帳を置いていたことさえ忘れているのではないでしょうか?

前述の企業では、コンピュータシステムの力を、スタッフさんの事務作業負担の軽減、顧客へのサービス向上、
伝言ミスなどによるクレーム発生の予防等、多方面にわたってたいへん効果的に利用されています。

このように、コンピュータシステムの力は非常にパワフルです。
では、システムを導入したことによって、どのようなメリットがもたらされるのでしょうか。

それは、「今までできなかったことができるようになる」つまり、それまでの限界が取り除かれる、ということです。

それでは、「どのような限界が取り除かれるのか?」
これについて次回考察したいと思います!

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利益を生む「スピードアップソリューション」のBAISOKU
代表取締役 吉沢和雄