パン屋にAI ~「学習機能」と人の付き合い方

株式会社BAISOKUです。

弊社は、「中小企業」様の業務課題をITシステムとデータ分析で解決し、利益アップを倍速化する!をソリューションとしております。

業務効率と生産性のさらなる向上のために、AI機能の搭載もソリューションの一環としてご提案しています。

さらに、進化のスピードが加速しているAIを導入したさまざまなサービスを目の当たりにする機会も増えています。

そんな一つの例として、最近テレビを見ていて感心したシステムがあります。
それはパン屋さんに特化した新型レジでした。

“トレイに乗せた複数のパンの種類と値段をカメラで一括識別、パン8個を約1秒でレジに入力できるというシステム「BakeryScan」が登場しました。画像識別技術をレジ精算に応用したシステムは世界初だとのこと。“ ← GIGAZINEより引用



「学習機能」の育ち方
一つ一つ、パンの種類と値段を覚えなければレジを打つことができないため、このシステムはスタッフの負担を大幅に軽減し、レジ業務を効率化することができます。

このレジは、最新のスキャン技術によって、高速処理が可能なのですが、最大のポイントとしては、AIによる「学習機能」を搭載していることです。

<練馬区上石神井「藤の木」さんの画像をお借りしています>

パンの特徴として、似たような形状、色、大きさのものが多いため、うまく予測できなかった(予測に自信がない)パンについては、画面上に黄色枠で囲まれて表示されるようになっています。

予測が誤っている部分をタッチすると、次の候補が表示され、誤りを訂正するといった作業をスタッフが行うことで、レジ側が自分で学習し、特徴や正しいパンの名前を記憶していくといったしくみです。

レジを通すごとに修正データが蓄積されることで、性能が向上するというわけですね。
ただ、重要なのは、「学習機能」といっても100%はムリだと認識していることです。

  • 人の判断や、訂正が必要なため、AIを搭載しても無人化はできない
  • 精度の高い部分は、チェックを後回しにできるので、その割合が高ければ人の負荷(工数)軽減につながる。


「学習機能」がパン屋にもたらしたこと

レジを担当するスタッフは、レジのディスプレイにパンの名前や金額が表示されるのを何度も見るため、お客様の対応しているうちに、パンの名前や金額を覚えるようになるそうです。

・事前にパンの名前や金額を覚える必要がないため、新人スタッフの教育時間を短縮できる(実業務をしながら習得できる)レジ打ちミスも軽減

・顧客は、今何を購入しようとしているのか、リスト表示されるので、内容を見て確認のうえ会計するのでトラブルになりにくい

・スタッフ側は、パンの種類と値段を考えながらレジを打つのに比べ、時間と手間が短縮されたことで、顧客の顔を見ならが笑顔でコミュニケーションする余裕が生まれた


まさに、AIを活用するメリットが、スタッフの業務効率だけでなく、顧客満足度の向上を生み出している、夢ある楽しい事例だと思います。

弊社は、あえて「パッケージサービス」の形でITツールのご提供はしておりません。
ご相談いただいた企業様の業界、業務に合わせたオリジナルのシステムを開発いたします。
「速い」「安い」「うまい」を信条とし、導入しやすいスモールスタートで、業務を整理し、効率化、生産性向上をクリアしながら、さらに売上拡大へとつなげる、
AI機能の搭載、また他社のAPIと連携することも可能です。
検討するにあたり誰かに聞いてみたい…まずは弊社にご相談ください。
お問合せはこちらからお気軽にどうぞ。