少しだけ損するやり方でよい。

顧客や協業パートナー企業とよい関係を構築するには「相手に六つ与えて、こちらに四ついただく」である。「五分五分」だと、相手に「得した」と思ってもらえない。「相手に七つ、こちらに三つ」だと、商売として永続きしない。ほとんどの人は(特に商売をしている人は)「少しだけ儲けよう」と思うものだ。「相手に六つ」で相手は「この人とつきあっているといつもちょっと得させてくれる」と思ってもらえて、長く付き合えるのである。

一見「ちょっとだけ損する」ように見えるやりかたでも、相手が10人いれば「こちらに四つ」X10人で40の儲けとなる。つまり「ちょっとだけ損する」やりかたは、人に喜んでもらって自分もちゃんと利益をだすことができるやり方なのだ。