ピンチ!はチャンス!(悪条件の中での推進)
ピンチ!はチャンス!(悪条件の中での推進)
「現実」の周囲の状況が望ましくないからこそ、「理想」という考え方が登場してくる。理想(到達点)とは現実(出発点)からかなり隔たりがあるからこそ、理想と言えるのである。
現実がわるすぎる、と言って嘆いている人がいるが、そこは少し考え方を変えるべきだ。理想は容易に到達しないからこそ理想である。
また、「条件」というのは流動的なもので、今わるくとも将来はよくなることもあるし、またその反対もある。人間のやり方しだいではどちらにも動くものだ。
悲観的な人は、いま直面していることのわるい一面だけを見て「どうしようもない!」とすぐあきらめてしまう。まさにこれは「人頼りの姿勢」であり「現状に甘んずる姿勢」である。
条件に流され、支配される生き方ではなく「わるい条件こそまさに自分を成長させてくれる、いいチャンスだ」という気持ちになって、いつも主体的に行動すれば条件を楽しむことができるし、最大限に活用することもできる。