IT化が失敗する経営者、成功する経営者
何のためにITを使うのかが根っこにあるかどうかが成否を分ける。
中小企業経営者が陥りがちな失敗。仕事を社員に任せて、任せたからあとは自由にやって結果を出してくれるはずだの思い込み。その結果、好き勝手にやってしまってうまくいかない。
会社にITを導入したのはいいが、現場任せで経営者が使っていないのは論外。分析や、意思決定のためのデータはもちろん、見ようと思えば、社員の動きまで手に取るようにわかるのに、苦手だからやらないでは済まされない。
経営者が経営に活かそうと思わないITは意味がない。経営者が自分の経営のために使う気がなければ、現場の道具としてITを用意しても効果が弱い。それなら汎用クラウドのツールを部分的に使うで十分である。
逆に、なぜか社員に会社の数字を見せたがらない経営者が多い。おおいに見せるべきである。全部の数字を見せる必要はないが、「売上高」「仕入高」「スループット(粗利)」は明らかにして、会社全体で粗利を増やしていく企業風土を醸成するのが賢い経営者だ。
経営者が、ITの価値や威力をきちんとわかって、いかに賢く、現代の文明の利器の最たるものであるITを使いこなすか、で経営者の実力が問われるところである。
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