自社のデータ分析ができない経営者は経営者にあらず
経営者は、いわば自分の会社のドクターであらねばならない。医者は体重、血圧、血糖値などの数値をみて、健康かどうかを判断するが、適正値は人によって異なるため、数値のばらつきをみて診断する。数値が一定の範囲内ならOKだが、異常値がでると問題あり、と判断するのだ。
経営も同じで、一時点の結果で一喜一憂していては経営判断をあやまることになる。一定の期間内で、一定の範囲におさまっていれば数値をコントロールできていることになるし、近未来の予測もできる
数字は必ずばらつく。だからイケイケドンドンもまたダメなのだ。売上でも利益でも上がったものは必ず下がる。経営者は数字はばらつくことを知って、バラつきをコントロールしていくことが肝要である。
経営者は最低限の数学の素養が必要。特に「統計」と「確率」は必須である。例えばルーレット。長い目で見れば、どんなに素人のディーラーでも必ず「親」が勝つようになっている。こういうことがわかっているかどうかがこれからの経営に必要だ。
経営というもののは面白いものだし、もっといい意味で社員のためにも貪欲になるべき。経営はまた、科学であり。サイエンスでもある。
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