「ITありき」の経営を!
16世紀、惑星は地球を中心に回っているのではなく、太陽を中心に回っている。
これを理解したことで、人類史上もっとも偉大な進歩の礎が築かれ、
近代天文学と計算論法の土台がもたらされた。
21世紀の今日、ITが珍しかった時代はとっくに過ぎ去った。
ITという言葉がうまれて20年以上、スマートフォンの誕生から10年以上、
もはやITが当たり前の時代なのだ。
それなのに、日本の中小企業における経営は、
ITという言葉がうまれる前の、昭和の「ビフォアIT時代」の頃の
コンピュータ活用のイメージに引きずられて、
単なる省力化・自動化にしかコンピュータを活用しない、またはできない。
その結果、せっかくのITシステムの真の恩恵に浴することができない、という
残念な状況に陥っている企業がなんと多いことか。
経営は「人間ありき」ではなく、「システムありき」で考えることが
ITの恩恵に浴するための重要なポイントである。