おはようございます!BAISOKUの吉沢です。
第一次安部内閣に提言された「残業代ゼロ法案」が再浮上して
話題となっています。
ニュース骨子:
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政府は22日の産業競争力会議(議長・安倍晋三首相)で、
労働規制を緩和し、法律で定める時間より働いても
「残業代ゼロ」になる働き方を一般社員に広げる議論を始めた。
今回の提案では、年収が1千万円以上など高収入の社員のほか、
労使合意があれば一般社員も「残業代ゼロ」の対象とする。
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安倍首相は
「時間ではなく、成果で評価される新たな仕組みを検討してほしい」
と指示したとのこと。
確かに、現代の仕事というのは、肉体労働よりも
頭脳労働が圧倒的に多くなっています。
身体を使う肉体労働であれば、その場で体を動かして働いている
時間の長さと、成果が比例するでしょうが、
頭の中で仕事をする、特にコンピュータシステム開発のような
仕事は、時間と成果が比例しません。
生産性が高く、仕事の効率がよい人ほど、短時間で仕事を終え、
生産性が低く、効率が悪い人ほど、長時間仕事をせざるを得ない。
その分、後者に残業代を支払うのか、という矛盾もおこってきます。
私は、残業代については、成果がでているならば
大いに支払うべき、との考えです。
ただ、時間働きというか、職場にいた時間が給料になるような
仕事は絶対にしてはいけない、というのも私の信条です。
頭脳労働はクリエイティブな仕事であります。
画家や彫刻家が、作品をつくりあげるのに定時で終わらなかったから
といって、残業代を請求しませんね。
それと同じことです。
残業代に対する考え方は、各々の職種や業種、求められる成果等に
よって最適解が異なると思いますが、
ただ職場にいる時間が多いからというだけの理由では
これから先、厳しいことになる、というのが私の見解です。
時間働きはダメ!
頭脳労働者にとって時間はコストにしかならないのですから!!
◆今日の一言
最低限やらなきゃいけないことは、全力尽くしてさっさと終わらせる。
時間を余らせて他のことをする。
最低限やらなきゃいけない仕事を引き伸ばしてやると、
最低限の人間になる。
植松努さん