おはようございます!BAISOKUの吉沢です。
少し前になりますが、大手旅行会社の男性社員が、
ある県立高校の遠足で使う予定だった大型バス11台の
手配を忘れ、そのミスを隠すため、同校の生徒を装って、
「遠足に行くのが死ぬほどつらい。消えたい。中止してほしい」などと
自殺を示唆して遠足の中止を求める手紙を書き、
学校に届けていた、という事件がありました。
このニュースを聞いたとき、なんと稚拙な思考回路なのだろう、と
驚きあきれたのですが、同時に、
ミスをしてしまったときに相談できる上司がいなかったのだろうか、と
残念な気持ちになりました。
失敗した→怒られるのが怖い→失敗したことを隠ぺいする→最悪の結果
というのではなくて、
失敗した→なんとかリカバリーできないか→自分に解決策がなければ相談
というようにならなかったものでしょうか。
結局その社員は、懲戒解雇の上、偽計業務妨害容疑で逮捕されて
しまったのです。
BAISOKUでは、「問題が起こりそうなときは大騒ぎする」、
つまり、すぐにチームや上司にまで話を上げる、ということを
口を酸っぱくして言っています。
社員にも、私が「ケツは持つ」から力いっぱいやれ!と言っていますし、
実際に社員に力及ばないところがあれば、
最終的には私が出張って「吉沢品質」にまでもっていきます。
日ごろ、煩い社長と思われているかもしれませんが、
最終的に私がいる、と思えば社員もいくらかプレッシャーが
少なくて済むと思っています。
やさしいけれど、後は知らん、という上司と、
厳しいけれど、いざとなったら責任をとってくれる上司、
あなたはどちらの下で働きたいですか?
吉沢和雄、今日も殿(しんがり)を務めます!!
◆今日の一言
之を愛しては、能く労すること勿からんや
焉に忠にしては、能く誨うること勿からんや
人を愛したならばどうしていたわり励まさないことがあろうか。
人に対してまごころがあるならばどうして教え導かないことがあろうか
論語 憲門第十四