辞は達するのみ!

「言ってることが相手になかなか伝わらない」

「相手のいってることがさっぱりわからない」
これは、人間関係永遠のテーマですね。

尊敬する城野宏先生の「脳力開発」によれば、
「伝わらないのは、100%伝える方に責任がある」
だそうです。

はるか昔のことですが、
「何百回言っても伝わらない・・・」とこぼしたところ
「それはお前がアホだ。何百回言っても伝わらないということは、
 何百回も同じ言い方をしているからで伝わらないのが当たり前」
と、言われたことがありました。

斎藤一人さんは、
「10回言ってもダメなら、100回言ってみる。
100回言ってもだめなら、1000回言っています。
1000回でダメなら10000回。
それでもダメなら・・・『来世があるさ』」
さすがです。覚悟が違います。

孔子は
「辞は達するのみ」
と言っています。

2500年前の昔から、「伝える」ということが
いかに重要であったか。
3000人以上の弟子がいたと言われる孔子ならではの
意味深い言葉です。

システム開発においては、お客様と接触する人間が
お客様の言葉をしっかり正しく聴き、
ものづくりの担当者に伝えることが最重要課題です。

ただ言葉を伝達すればよいのではなく、
言葉の裏の背景、人間関係、温度、期待値、諸々含めて
ただしく伝えないと、期待を超えるものづくりはできません。
優秀な通訳者の側面が求められるのです。

聖徳太子は一度に10人の話を聞き分けられたと言います。
聖徳太子には及ばないものの、
私も3人分くらいは一度に仕事する勢いで
IT相談承っています!

相手のかたに同化して、全身全霊をかたむけて

聴けば、言葉(言語)以外の情報もキャッチできるのです。

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◆今日の一言

「子曰く、辞は達するのみ」

ことばは、意志(意味)が伝わるだけでいい。
つまり巧言は重要でないと言うこと。

論語 衛霊公第十五

スピードアップコンサルティングのBAISOKU
代表取締役 吉沢和雄