事務処理能力が大切!

おはようございます!BAISOKUの吉沢です。

会社に入る前に身に着けておくべき力とは、何でしょうか。

わたしは企業では誰しも、最低限の「事務処理能力」が求められると考えます。

自分は営業職だから、あるいはエンジニアだから、事務は事務職の人に
やってもらえばよい、というのは間違った考えです。

事務処理ができないひとは、仕事が遅く、段取りが悪い。

そういう人はいくら営業ができても、あるいは、技術に長けていても
一定の仕事量しかこなせず、結果がでません。

事務能力を身に着けるには、最低限の社会人としての常識があることが必須です。

先日、封書に貼る切手の額を知らないという若者がいました。
それは極端な例としても、例えば、封筒の宛名の書き方を正しく書けますか?
様、御中、気付、等の使い分けが正しくできますか?

ワード、エクセルが使えます、という人でも
マージンのとりかた、タイトルや日付、ページの振り方など、
一定のルールにのっとっている人は少ないでしょう。

文章がかけるということも事務能力の大切なひとつです。
メールの返事を書くのに、一日の仕事時間の大半を費やしていませんか?

レジュメやエントリーシートは学生時代散々書いてきたという人でも
仕事として文章が書ける人は少ない、というのが実感です。

最低限の社会的常識と、事務能力、これらは、会社で教えてもらうべき
ものではありません。

社会人としてのスタート時点ですでに身に着けておくべきものです。
悲しいかな、今のひとにはこの事務能力がない人が多い。

逆にいうと、スタート時点で事務処理能力がある人は、仕事も早く
覚えることができ、成長も早い、と言えるでしょう。

安岡正篤先生は、事務でなく「時務」が大切とおっしゃいました。

私も事務->時務を極めて、仕事にいかし、
中小企業のお役立ちに邁進します!

◆今日の一言

時務

事務のほうは基礎さえあれば、多分に機械的に済むことであるが、
時務のほうは、時という文字が示す通り、その時・その場・その問題に対して、
その人聞がいかに為すべきかという活きた問題だから、
どうしてもその根本にその人の教養・信念、識見、器量というものが大切になってくる。
教養や識見がなければ真実は見抜けない。
それには多くの学問を学ばなくてはならない。

安岡正篤一日一言