教育勅語

おはようございます!BAISOKUの吉沢です。

昨日、文化の日の話をしましたが、今日は「教育勅語」に触れたいと思います。

「教育勅語」とは何かご存じですか。


「教育勅語」(教育に関する勅語)は、日本が幕末以来の厳しい国際化の荒波に
呑み込まれかけていた当時、明治天皇が日本人にとって何が
「たいせつなこと」かをまとめて、それを自ら実践して国民にお手本を示されたものです。
ここに示された事柄は、洋の東西、また時代を問わずに私たちが人として欠くことのできない
「たいせつなこと」ばかりで、それは同時に親の教え、祖先の道であり、
私たちの人生の重要な道しるべとなって、家族の絆を強め、
道徳心に満ちた社会づくりの礎となることでしょう。
(明治神宮ホームページより引用)

戦前の教育は「徳育」といって道徳が重んじられていました。
子供たちは皆、勅語を諳んじていたといいます。

戦後は教育勅語が排除されたため、今では知っている人の方が少なくなって
しまいましたが、今読んでみてもちっとも古びておらず、
日本人の徳性はこういうところからも育まれているのだと感じます。

【教育勅語の十二の徳目】

孝行   親に孝養をつくしましょう
友愛   兄弟・姉妹は仲良くしましょう
夫婦ノ和 夫婦はいつも仲むつまじくしましょう
朋友ノ信 友だちはお互いに信じあって付き合いましょう
謙遜   自分の言動をつつしみましょう
博愛   広く全ての人に愛の手をさしのべましょう
修学習業 勉学に励み職業を身につけましょう
智能啓発 知識を養い才能を伸ばしましょう
徳器成就 人格の向上につとめましょう
公益世務 広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう
遵法   法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう
義勇   正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう

「教育勅語」というと堅苦しくとっつきにくいイメージを持たれる人も
多いと思いますが、こうしてみると、
人として当たり前のことが、簡易な文章で書かれていることがわかります。

BAISOKUも「公益世務」さらに広く世の人々や社会のためになる仕事に励みます!

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◆今日の一言

教育勅語(意訳 口語文)

 国民の皆さん、私たちの祖先は、国を建て始めた時から、道義道徳を大切に
する、という大きな理想を掲げてきました。そして全国民が、国家と家庭の
ために心を合わせて力を尽くし、今日に至るまで美事な成果をあげてくるこ
とができたのは、わが日本のすぐれた国柄のおかげであり、またわが国の教育
の基づくところも、ここにあるのだと思います。

 国民の皆さん、あなたを産み育ててくださった両親に、「お父さんお母さん、
ありがとう」と、感謝しましょう。兄弟のいる人は、「一緒にしっかりやろうよ」
と、仲良く励ましあいましょう。縁あって結ばれた夫婦は、「二人で助け合って
いこう」と、いつまでも協力しあいましょう。学校などで交わりをもつ友達と
は、「お互い、わかってるよね」と、信じあえるようになりましょう。また、もし
間違ったことを言ったり行った時は、すぐ、「ごめんなさい、よく考えてみます」
と自ら反省して、謙虚にやりなおしましょう。どんなことでも自分ひとりで
はできないのですから、いつも思いやりの心をもって「みんなにやさしくしま
す」と、博愛の輪を広げましょう。誰でも自分の能力と人格を高めるために
学業や鍛練をするのですから、「進んで勉強し努力します」という意気込み
で、知徳を磨きましょう。さらに、一人前の実力を養ったら、それを活かせる職
業に就き、「喜んでお手伝いします」という気持ちで公=世のため人のため働
きましょう。ふだんは国家の秩序を保つために必要な憲法や法律を尊重し、
「約束は必ず守ります」と心に誓ってルールに従いましょう。もし国家の平
和と国民の安全が危機に陥るような非常事態に直面したら、愛する祖国や
同胞を守るために、それぞれの立場で「勇気を出してがんばります」と覚悟
を決め、力を尽くしましょう。

 いま述べたようなことは、善良な日本国民として不可欠の心得であると共に、
その実践に努めるならば、皆さんの祖先たちが昔から守り伝えてきた日本的
な美徳を継承することにもなりましょう。

 このような日本人の歩むべき道は、わが皇室の祖先たちが守り伝えてきた
教訓とも同じなのです。かような皇室にとっても国民にとっても「いいもの」
は、日本の伝統ですから、いつまでも「大事にしていきます」と心がけて、守り
通しましょう。この伝統的な人の道は、昔も今も変わることのない、また海外
でも十分通用する普遍的な心理に他なりません。
 そこで、私自身も、国民の皆さんと一緒に、これらの教えを一生大事に守って高い
徳性を保ち続けるため、ここで皆さんに「まず、自分でやってみます」と明言す
ることにより、その実践に努めて手本を示したいと思います。

明治二十三年十月三十日

御名(御実名「睦仁」)・御璽(御印鑑「天皇御璽」)

-明治神宮崇敬会刊『たいせつなこと』より-