システム開発の失敗率は7割以上にのぼる、
ということをお話しました。
そして「成功する」システムのための条件はたったひとつ、
会社の業務の中でシステムの目的が明確であることだ、
ということもお伝えしました。
実際、中小企業が導入するシステムの90%以上がこの条件から
大きく外れています。
なぜか。
それは「システムをつくること」そのものが目的になってしまい、
本来システムで解決しなくてはいけない課題を見失ってしまう企業が
多いからです。
あなたの会社ではどうですか?
では、どうすればシステムの目的を明確にして、
その目的を達成することができるのか。
今回は具体的な例をあげてご説明しましょう。
例えば、販売代理店のH社。
システムの目的をDMハガキの作成と、
ハガキ発注の自動化に絞り込みました。
H社の顧客は24万人。
毎月毎月顧客に再来店を促すハガキDMを送っていました。
ところが、この顧客名簿の管理がエクセル。
このリストの中から、DM送信の対象となる顧客を選び出して、
顧客ごとにメッセージをそえて、宛名住所を印刷会社に渡して、、、
という作業が煩雑で、膨大に時間と手間がかかってしまっていました。
面倒なので、結局だんだんハガキを送る数が減って、、、
結果、再来店率のダウン、ということに。
そこで、まずは24万件の顧客名簿をシステムにデータとして格納。
顧客タイプや、購買履歴、など様々な検索条件で
DM送信対象の顧客を抽出できるようにしました。
メッセージもいくつかのパターンから選べるようにし、
次回ご来店時のオススメ品目もDMで提案できるようにしました。
印刷会社への発注も、ボタン一つで、エクセルの様なファイルで
一覧形式で発注できるようにしました。
その結果、開始4ヶ月でハガキの送信枚数は約2倍。
通信費は若干多くなりましたが、再来店率がアップし、
粗利2桁アップを達成したのです。
今から考えると、24万件もの顧客情報をどうやってエクセルで
やりくりしていたのか、、、。
というのが正直な感想です。
あなたの会社にも、集めただけの顧客データが埋もれていませんか?
宝の持ち腐れになる前に、仕組み化して活用しましょう!
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