おはようございます!BAISOKUの吉沢です。
最近、自分の頭で物事を考えない、または考えられない、という人が
増える傾向にある、ということをききました。
BAISOKUでは、まさに「自分の頭で考える」ということを
もっとも大事な技術者として(社会人としてもそうですが)の
資質として重きをおいています。
「BAISOKUの大則」にも
「『なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、』と5回唱えよ」
という一項を設けているくらいです。
ところで先週末に、トヨタ自動車をモデルにしたドラマが放映されて
話題となっていました。
このトヨタ自動車でも「なぜなぜ5回」といって、
問題が起きた時、その根本原因を追究するために
二度や三度ではなく、最低でも5回は考えるべし、ということが
徹底されています。
BAISOKUの場合は、問題が起こった際に、それに対する根本原因を究明する、
というのはもちろんですが、
仕事において、「なぜそうしたのか」、つまり、最上の結果を得るために、
自分が考え得る最上の策を講じたか、ということを
「『なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、』と5回唱えよ」
として問うています。
「お客様がこうしてくださいと言ったからその通りにしました」
というのではNGです。
お客様の言うことを受けて、自分はどう思ったのか。
プロとして、さらによい方法を提示できなかったのか。
創意工夫の余地はなかったのか。
人に言われたことだけをその通りにやるのは
「キカイダー」(機械的な仕事しかできない、やらない人)
といって、いずれ機械に仕事をとって代わられてしまいます。
自分の頭で考え、創意工夫のいい仕事をしましょう!
「なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、」と5回唱えましょう!
◆今日の一言
「『なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、』と5回唱えよ」
技術者たるもの、探究の心を忘れてはならない。
常に「なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、なぜ」と
最低5回唱えて物事を追求する姿勢こそが重要である。
また、プロとして一生涯学習し続けることは当然であるが、
資格試験のための、ただ暗記する勉強は全く意味をなさない。
SEとしての頭(考え方)を鍛える学習こそが業務に生きてくるのである。
技術的な知識は「定石」として持っていて当然のことであり、
書籍やある程度の経験から誰もが得ることができる。
しかし、それは単に将棋の駒の動かし方を覚えたに過ぎない。
さらに、担当するシステムの業務を徹底的に理解し、
その業務固有のビジネスロジックにおいて
創意工夫ができる人だけが真のSEとなり得るのである。