おはようございます!BAISOKUの吉沢です。
BAISOKUでは「技術の第一はスピードである」
ということを徹底していることは、
これまでに何度もこのブログでお伝えしてきたとおりです。
早さ、速さの理由もいくつもこのブログに書いてきましたが、
実は案外地味だけれど、根本的な速さの秘密があります。
それは、地道にコツコツ、小さな確認を怠らないこと、です。
例えば、
・作成したプログラムは、必ずプログラムコードを紙に印刷して
机上チェックする
・ファイルの日付を必ず目視+タッチでチェックしてバッティングしないようにする
・変更、または修正したプログラムは、かならず変更前と差分を比べて
正しく変更されているか、変更漏れがないかを確認する
等々、一見、実に緻密で面倒な作業です。
多くの人は、「そんなのツールでやればいいんじゃないの」とか、
「毎回毎回そんなに細かくやっていられないよ」と、なるのですが、
そういう人は「普通のひと」です(普通はつらいよ、でしたね)。
プロと呼ばれるひとは、例外なく、細かいことをきちんと面倒くさがらずに
やっている人です。
「神は細部に宿る」と言いますが、この細かいことを積み重ねることが、
大きなミスや間違い、思い違いを防ぐ重要な要因となっているのです。
ちょっとの手間を端折ってしまったばっかりに、
それがミスにつながって、対応に膨大な時間を費やしてしまった、
などというのはよくあることです。
みなさんの職場にも、先輩方から伝わってきた仕事のきまりやルールがあると
思います。入社して間もないころは、律儀にそのやり方に従っていますが、
ちょっと仕事を覚えて自分でできるようになると、
面倒くさいやり方だからと、そのやり方をやめてしまったり、
または面倒だからとツールをつかって自分の眼と頭でチェックするのを
やめてしまったりするようになります。
そこが「できる人」になるかどうかの分かれ目。
長年受け継がれてきたやり方を、古くさいと軽視せずに、
なぜそうやっているのかを今一度確認して、
大局的にどっちが自分にとって、会社にとって、お客様にとって
いいやり方なのかを考えてみてください。
徹底!徹底!!徹底!!!
きこりになってはいけない!
(下記エピソード参照)
◆今日の一言
ある日の朝、旅人は山の中を歩いていました。
奥深い森の中、汗を流しながら一生懸命に木を伐っているきこりを見かけました。
そして、同じ道を戻ってみると、朝と同じ場所で大粒の汗をかきながら
一生懸命に木を伐り続けていました。あまり作業は進んでいないようです。
旅人は、足を止めてよくよく見るときこりが使っているノコギリの刃は
ボロボロでした。
旅人は、きこりに声をかけました。
「きこりさん!きこりさん!そんな刃こぼれをしたのこぎりじゃ、
木はなかなか切れないよ!一度手を止めてのこぎりの刃を研いでみたらどうだい!!」
「いやいや、旅人さん!わしは、一生懸命木を伐っているんじゃ!
忙しいんだから話かけんとくれ!!」
七つの習慣 第七の習慣 「刃を研ぐ」
「きこりになるな!!!」
by 吉沢和雄