おはようございます!BAISOKUの吉沢です。
論語塾でお世話になっている、安岡定子先生のご著書
「こども論語塾」が5年ぶりに改訂されました。
(ちなみに、この「こども論語塾」はこのジャンルの本では異例の
30万部を超える大ベストセラーとなっています)
監修を務められる田部井文雄先生は、御年85歳。
今回5年ぶりの改訂にあたって、
一字一句をあらためて吟味され、
素読(声に出してよむこと)をするときに
少しでも子供たちが読みやすいように、
すっと音が体に入ってきやすいようにと、
論語(漢文)の読み下し文のよみかたを
いくつか改められたそうです。
永年、この「こども論語塾」をテキストとして
子どもたちと素読を続けてこられた定子先生は、
「今さら読み方が変わってしまうと、困るかな・・・」とちらっと
思われたそうですが
田部井先生は、上記の通り、少しでもこれからのこどもたちに
論語が親しまれるように、と変更に踏み切られたそうです。
すでに30万部も売れていて、日本全国に定着している
この本でさえ、よりよく、を目指されている。
そのことに心から敬服しました。
定子先生も、
「田部井先生が御年80を超えられてもいまだなお
5年の月日の間、こどもたちのことを想いながら
この本の字句を考えてくださっていたとは」
と感慨深く語っておられました。
ちなみに、定子先生のご心配は杞憂に終わったようで、
子どもたちは読み方が少々変わろうが、平気のへいちゃらで
元気に論語を読んでいるそうです。
BAISOKUも常によりよく、を考えて、
日々、細部にも心を砕いていきます!
神は細部に宿る!
そして、微差を積み上げる!
◆今日の一言
学びて時にこれを習う、亦た説(よろこば)しからずや
勉強したことを何度も復習していると理解が深まり
自分のものとして体得できる。これぞ人生のよろこびではないか!
つまり、勉強をし続けると学問のよろこびが人生の喜びとなる、
ということ。
「論語」学而 第一