明日は参議院選挙ですね。
ここのところ、先日の都議選もそうでしたが
投票率の低さが話題になっています。
国民が意志表示をする貴重な機会です。
ぜひ明日は投票所で一票を投じましょう。
尊敬する安岡正篤先生は、昭和の歴代総理大臣の
指南役とも言われ、日本のトップ・リーダーたちに、
わが国の進むべき道を、常に指し示してこられました。
今日は「安岡正篤一日一言」より:
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「政治の四患」
政治について古来から言われている四患―四つの病弊がある。
第一は偽である。
うそ、いつわりは小事ではすぐ分かるが、社会、公共のこととなると
だんだん真偽が紛らわしくなる。
第二は私である。
昔は政界に出ることは私産を失うのが常識であった。
今は自分のことの為に、公を假(かけ)ることが平気である。
※假(け/か)とは、律令制における貴族・官人の休日のこと。
第三は放である。
無軌道、放埓、無礼、無責任等である。
礼儀も道徳も、秩序も法律も無視して、自由と権利の下、
かって放題にやって省みない。
第四は奢りである。
放と同じく一度味をしめると、容易に節倹の生活に戻れない。
文明は生活の利便を高めだが、それと共に恐ろしく奢侈にした。
この四患を救わねば治まるものではないが、これを巧みに操って政権の
打倒を計るのが左翼勢力だ。
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今日は、日本の行く末、子供たちの未来に想いをはせて、
明日の一票を誰に投じるか、じっくり考えたいと思います。
日本の未来を考えよう!
◆今日の一言
「司馬牛、君子を問う。子曰く、君子は憂えず懼れず(おそれず)。
曰く憂えず懼れず、これこれを君子と謂うべきか。
子曰く、内に省みて疚(やま)しからざれば、それ何をか憂え何をか懼れん。
論語 顔淵第十二」
司馬牛が君子について尋ねた。孔子先生が答えられた。
「くよくよと心配せず、びくびくと恐れない」
司馬牛は驚いて尋ねた。
「心配せず、恐れないくらいで君子と言えるのでしょうか」
孔子先生が答えられた。
「自分を省みて、何のやましいところもなければ、いったい何を
心配し、何を恐れることがあろうか」
君子は自分自身の行いを、良心や倫理に照らし合わせて
何らやましいところがないのであれば、
君子といって良いだろう、ということ。
スピードアップコンサルティングのBAISOKU
代表取締役 吉沢和雄