デジタル化推進に対する経営者の関与について

デジタル化推進に対する経営者の関与について

吉沢です。
中小企業白書でもう一つ確認したのは、デジタル化の推進に対する経営者の関心の低さ。

中小企業白書2021に思うこと ~その2~

「自分の常識=他人の非常識」ってありますよね。

「経営者の積極的な関与」(391ページ)          中小企業白書2021

デジタル化推進に対する経営者の関与について、「経営者が積極的に関与している」という企業が約3割、ある程度関与が5割、関与していない(社員に任せている)が2割だという。
この場合の「ある程度関与」は「ほとんど関与していない」と同義語で、せいぜい「パソコンを買って社員に配って自宅で仕事ができるようにしました」位の意味でしかない。
つまり7割の経営者はデジタル化は「現場にまかせっきり」ということだ。

中小企業のIT化が一向に進まないのはこのあたりに原因がありそうだ。

そもそも、「デジタル化」の概念が間違っている。
先も述べたようにパソコンを買って各種パッケージソフトをインストールしたりoffice365を契約したぐらいではデジタル化とは全く言えない。

いつまで昭和平成の経営スタイルにどっぷりつかっているのかと思う。

何が言いたいのかというと、経営者が、ITの価値や威力をきちんとわかって、いかに賢く、現代の文明の利器の最たるものであるITを使いこなすかが、経営者の実力が問われるところである。

昔は海外へ渡航するのに船しかなかったから時間をかけて船で渡った。しかし現代は飛行機があるのだから当然飛行機をつかう。それと同じことで、ITを使おうと思えば使えるのに使わないのは、かたくなに船で渡ろうとしているようなものだ。「飛行機というものがよくわからないから船でいいです」といっているのだ。

剣道三倍段

「剣道三倍段」という言葉がある。槍や薙刀など長い物に対して剣術で戦う場合、段位で言うなら三倍の技量が必要。つまり槍一段と戦うには剣道三段の腕前が必要。ITも同じで、汎用パッケージを剣術に、自前の業務に合わせたシステムを槍に例えれば、その差は三倍どころか三百倍にもなる。

戦(いくさ)に例えていえば、飛行機が登場したことによって攻撃の戦略戦術が劇的に変わったように、ITが登場したことによって、経営の戦略自体を変えなければいけない。
飛行機が距離と時間の限界を超えたように、ITでは「頭数」という限界を超えられるのだ。
ITがなければ、10人でせいぜい15人分の仕事しかできなかったのが、ITを使うことで100人分の仕事もできるようになったのだ。

経営者は、現代における最高の選択肢であるITを経営に取り入れて、会社の限界を取り除くため、現状打破のためにITを使うべきである。

経営者の仕事は、会社を全体最適化し、利益を最大化し、社員に利益を還元し、社会のために会社を維持発展させていくことである。

そのために、現代の最適解はITである。

いきなりITと言われてもわからない、という人は、速攻でわかる人に相談するのがよい。
IT化をアシストしてくれる人がいないならば、本気で勝ちに行きたい人には私がアシストするので一報してください。

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