おはようございます!BAISOKUの吉沢です。
ニューヨークで同時多発テロが起こってから、昨日でちょうど12年。
干支が一回りしたことになります。
12年前の今日、東京は、台風がきていて嵐の夜だったことを覚えています。
ちょうどその日、私的なことでも非常にショッキングな出来事があり、
大雨の中、茫然としたまま帰宅し、
なぜか普段は見る事がないテレビのスイッチを入れたのです。
そこには現実とは思えない光景が映し出されていました。
まさに夢をみているのか、現実なのか、うつろな気持ちでいたときに
ふとどこからか
「絶望も許さず、有頂天も許さず」
という言葉が降ってきました。
はっと正気にかえったのはその時でした。
そして二年半前の3月11日、ちょうど会社の近くで打ち合わせをしているとき、
大きな揺れを感じました。
大急ぎで建物の外に出ると、近くのビルがしなるように揺れて
今にも倒れそうになっている光景を目の当たりにしました。
携帯電話も通じず、メールも使えず、急いで社に戻る途中で
避難してきた社員たちと会い、今日はこのまま帰宅するようにと指示をだして
自分も家路についたのです。
あとで聞いた話ですが、当社には、人の背丈くらいの
コンピュータのサーバーラック(棚)があって、
社員はサーバーが壊れたらたいへん、と、揺れたときにわが身を省みず
席を立って棚が倒れないように支えて守ってくれたそうです。
そこへ、さっきまで社員が座っていたデスクの真上の、
エアコンの天井カセット(風の吹き出し口)が、
音を立てて落ちてきて、席を立っていた社員は間一髪助かりました。
大混乱の中、徐々に状況が明らかになってきてからの驚愕は
みなさんもご経験のことだと思います。
こうして過日に想いをはせるとき、あらためて被害にあわれた方々に
心よりお見舞い申し上げるとともに、
一日一日の大切さを骨身にしみて感じます。
毎日毎日を無事に過ごせること、それがいかに幸せなことであるか、
ただただ感謝の一字です。
一日、いや一秒たりとも無駄にしてよい時間はありません。
今日も真剣勝負で、魂を込めて、生ききろうではありませんか!
◆今日の一言
運命と立命
「運命とは宿命にあらず、我より立つる立命でなければならない」
どんな人にも必ず”運命”はある。人が与えられた運命に埋没して流され、
翻弄される生き方が”宿命”であるならば、
自らの使命を自覚し、その使命を全うするため自らの手で運命を力強く
変えていこうとする積極的な生き方、それが”立命”である。
人は、自らの純粋で美しい意志の力によって、
いかようにも運命を好転させ、切り開くことができる。
安岡正篤