「あいさつ」再び

おはようございます!BAISOKUの吉沢です。

このブログでは、たびたび「あいさつ」について触れていますが、
シンプルだからこそ、奥が深く、奥義にたどりつくには長い道のりです。

先日も学生さんが会社説明会にきていたので、応接室のドアをあけて、
「こんにちは。吉沢と言います。今日はよろしく」と
あいさつしているのに、相手は、ずるっと椅子から立ち上がったか
立ち上がらないかわからないような格好で、
背中を丸めたまま、
「あっ、よろしく・・・お願い・・・ごにょごにょごにょ・・・」
と、何を言っているのかさっぱり聞こえません。
緊張もしているのでしょうが、最初から「ヤル気あるのか?」と
思ってしまいました。

「あいさつ」とは形式的な言葉を交わす行為ではありません。

本質は「あいさつ」を通じて、『相手の心情を感じ取る』さらに
『自分自身を見る』ことができてはじめて
「あいさつ」ができたことになるのです。

「あいさつ」をするときには、自分自身の「あいさつをする姿勢」
を意識してみましょう。

自分自身、その時の心情により、声のトーンや姿勢が毎回異なっていることに
気がつくでしょう。

意識的に声のトーンを上げて、相手にも自分にも「気持のいいあいさつ」
を心掛けるべし!

私など、子供たちが小さい時から、朝、保育園や学校にいきたくないと
ぐずっているところで、
「おはよう!」「おはよう!」「おはよう!」とまっさきに
大きな声で挨拶をして、機嫌よく送り出したものです。

人間社会で生きていく上で、「あいさつ」は必須なものです。

当り前で永続的な事だからこそ、改めて「あいさつ」を見直して、
自分から相手を敬して、自分を敬しましょう!

◆今日の一言

お互いに挨拶する。お辞儀をするということは、お互いに相敬するということであり、
自ら他に挨拶をするということは、同時に他を通じて自己を敬すと言うことだ

安岡正篤