「脳力開発」は、『戦略』と『戦術』という言葉を日本に広めた
故・城野宏先生が提唱した考えかたです。
脳を最大活用、かつ、楽しみの人生を目指す実践行動学のことです。
「人間にはみな平等に140億個の脳細胞があり、その脳の「自己制限」を解除すれば、
自由に楽しい人生を創造してゆくことができる。
監獄のような劣悪な状況にあっても、心の持ち方、考え方一つで前向きで積極的で、
楽しい人生を送ることができる。」
というもので、実際に城野先生の生き様が身を以てこのことを実証しています。
城野先生は、日中戦争で中国に渡り、終戦まで中華民国山西省政府の指導に当たり、
戦後も山西野戦軍副司令として中国人民解放軍と戦いつづけます。
破れて捕虜の身となり、中国で禁固18年の刑に服されているときに、
死と隣り合わせの状況下、この「脳力開発」という考え方と不屈の精神で51歳の時に帰国。
それから企業経営、人間教育、国際交流、論文・著作の執筆等幅広くご活躍。
絵画の世界や運動の世界でも脳力をいかんなく発揮されて数々の業績を残されています。
脳力開発の詳細については、ぜひ本を読んで触れていただきたいと思いますが、
自分の脳の力を自分で活用することができるようになれば
可能性は無限に広がります。
人生、「やるか、やらないか」
「やらない」ということも、「やらない」と決めてやらないのですから
「やる」も「やらない」も脳の労力は同じ。
脳を存分に働かせて、愉快な人生を送ろうではありませんか!
◆今日の一言
「脳力開発の基本指針」
1.自分で主体的にやる姿勢をつくろう
2.いつも進歩発展をめざす姿勢をつくろう
3.他人の利益もはかる姿勢をつくろう
4.常に中心点を明らかにし、中心・骨組みで考える習慣をつくろう
5.常に両面とも考え、どちらが主流かも考える習慣をつくろう
6.立場・観点を整理し多角度から考える習慣をつくろう
7.確定的要素から出発して考える習慣をつくろう
8.行動のつながりで具体的に考える習慣をつくろう
9.知識はすぐに使う習慣をつくろう
10.できるだけたくさんの物事に首を突っ込む習慣をつくろう
11.できるだけたくさんの人に接触する習慣をつくろう
城野宏
スピードアップコンサルティングのBAISOKU
代表取締役 吉沢和雄