『ブロークンウインドウ理論』という言葉を聞いたことがありますか?
割れた窓を見た人が、「この場所は防犯に配慮していない」と感じ、
犯罪を起こしても大丈夫ではないかと考えることから、
犯罪の発生件数が増えるという理論です。
ニューヨークのジュリアーニ市長が、1990年代、荒れたニューヨークの街を
軽犯罪の取り締まり強化という凶悪犯罪そのものではない対策で
治安を回復させたことで有名です
。
同じことが家庭でも仕事でもいえます。
ちょっとしたゴミを見過ごすこと、
小さなミスや、システム開発でいえば障害を放置すること、
それによっていつのまにかゴミだらけ、ミスだらけ、障害だらけ、
になる可能性があります。
これが、一流のプロとそうでない人の差です。
一流のプロは、どんな小さなミスも見逃さず、対処します。
小さいミスこそ、後でやっかいな結果になることを知っているからです。
常に『完璧』な仕事をします。
逆に、二流三流の人は、「これくらいのこと、いいか」と放っておくため
後々大事に至るというわけです。
人間の心の中も同じではないでしょうか。
不安やもやもやの雑草が心に芽をだしたら、
片っ端からきれいに駆除しましょう。
いつのまにか雑草がはびこって、雑草に支配される心に
ならないために。
◆今日の一言
「蒔かぬ種も生える?」
蒔かぬ種は 生えない
でも 雑草はどこにでも生える
誰も種は蒔いていないのに
心の雑草も同じこと
一日生きたら いろいろな雑草の種が
心の中に蒔かれている
芽を出す前に 根が生える前に
それらの種を 心から捨て去っておくこと
そして
よい種を蒔くこと
それを育てること
雑草の種が入り込んでも
生える隙間のないほどに
『考えてみる』大久保寛司
スピードアップコンサルティングのBAISOKU
代表取締役 吉沢和雄