BAISOKUです。
今日は、今、SNSの世界で起こっている出来事をご紹介します。
昨日NHKにも取り上げられたとのことなのでご存知の方も多いかとおもいますが
お付き合いください。
◇
「コロナ支援・訳あり商品情報グループ」というFacebookグループを
ご存じだろうか。
コロナ禍で出荷ができず在庫を抱えている生産者を支援するため
訳あり商品情報の共有グループとして1ヵ月ほど前の4月9日に立ち上げられた。
このグループ、立ち上げから18日で支援登録が30万人を超えたという
(5月12日11時30分現在 344,771人)
運営はすべてボランティアでまかなわれ、掲載されている情報を見ると
これらが参画者の善意で運営されていることが伝わってくる。
サイトは、現場から助けを求める生々しい声と、それに対する応援(購買)、そして双方の感謝の言葉で埋め尽くされている。
先日新規に投稿された、山形牛の牛すじを例に挙げてみる。
(—引用ここから・一部抜粋—)
《百貨店物産展・デパ地下、商業施設やイベントにて販売予定だった日本三大和牛の米沢牛をはじめ山形牛や黒毛和牛のホルモンが行き場を失っております!!》
この度はご覧いただきありがとうございます。弊社は関東を中心に全国にて米沢牛を使用した惣菜・弁当の販売をしております。
通常は販売場所にて調理したコロッケやメンチカツ、牛肉なども使用したカルビの弁当にステーキ弁当等を皆様にご提供しております。しかしながらその販売場所の休業・時短営業の為、お客様の減少を伴い原材料の在庫過多が弊社のみならず卸元や生産者まで影響を及ぼしている状況です。
(—引用ここまで—)
掲載された商品(一部)は:
『山形牛 牛すじ 1kg』
通常価格 5,000円
訳あり価格 2,500円(50%OFF)
在庫300kg
サイトを見た5月7日、生産者がトピックを投稿してから38分後だった。
すでに、支援者から続々と注文がコメントされている。タイムラインをざっと拾っただけでも80kg分以上の注文が入っていた。1時間もたたないうちに、4分の1以上の在庫がさばけたことになる。
一夜明けた5月8日9時27分には、生産者より、完売したことが投稿されていた。
これと同じようなことが、何百件と起こっている(5月12日10時30分時点での生産者ページ数は478)。
ITを生業とするものから見て、ショックだったのは、これだけの数のトランザクションが、Facebookという無料のプラットフォーム上で、
そしてITに別段強いというわけでもない(と思われる)人々によって叩きだされている、ということだ。
コロナがもたらした草の根ムーブメントと呼んで差支えないだろう。
いや、ムーブメントなど生易しいものではなくディスラプション(創造的破壊)といってもいい。
現在は、アーティスト向けや、士業・コンサルタント向けの支援グループも立ち上がってきている。
仮に、今後、飲食店版が立ち上がったとすると、有料のグルメサイトはその存在理由を根底からくつがえされるのではないか。
さらに「コロナ禍で失業した人」の支援サイトなるものができたとすると
人材マーケットは一変することは想像に難くない。
これからは、お金を払って宣伝するのではなく、しっかりと、まともな商売をしている人や企業が、
それを求める人、それを支援する人と、リアルにつながることができる時代なのだ。
「コロナ支援・訳あり商品情報グループ」
https://www.facebook.com/groups/248092736319363/
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今、自分にできることは何だろう・・・誰かと話し合ってみたい・・・ぜひご連絡ください。
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