”IT”を生業にする意義

BAISOKUの吉沢です。

気がつけば、この道35年の私ですが、
もともと、コンピュータ屋になろうと思ってコンピュータを始めたのではありません。

コンピュータはあくまでも手段であって、
目的を達成するための道具です。

35年前にマイコンショーという展示会のチラシをたまたみて、
なんとなく行ってみたら「これだ!!!」とビビビっときたのです。

当時100万円くらいするコンピュータを自腹で買いました。

そこから独学です。
本屋に行き、ありとあらゆる(といっても当時はそれほど数はありませんでした)
コンピュータに関する本を買い漁り、穴が開くほど読んで、自分のものにしました。スクールに行ったわけでも、誰かに教えてもらったわけでもありません。

もうそろそろこれで仕事としてやっていける!と思った時
システム開発企業の面接を受けに行き、
「私はコンピュータでこれこれこれだけのことができます」
と説明したところ、試験ナシで入社できました。

冒頭で、コンピュータは手段だと言いましたが、
「最高」の手段だと今でも思います。
もちろん、仕事としても最高にやりがいのあるいい仕事です。

私はいつも社員に言います。

「俺たちの仕事は、空調のきいたオフィスで、椅子に座って仕事ができる。
休みだって年間100日以上もあるうえに、ちょっと体調が悪ければ、
お客さまに迷惑をかけない範囲で、自分の仕事のペース配分ができる。
怪我する心配もなければ、誰かに襲われる心配もない。
こんないい仕事、他にあるか?」

と。

しかも、ITという頭脳労働は、
うんと頭を働かせて段取りすれば、10%位のの生産性アップは
誰にでもできる。

極端に言えば、3人分の仕事を一人でこなすことだって
可能です。現に私はやってきました。

そして、仕事をすればするほど、知識と経験が積み重なって、
仕事の引き出しは増え、判断力がつき、さらに仕事が研ぎ澄まされてくる。
どんどん高みへ登ることが出来るのです。

その知識と経験を、お客様の利益貢献のためにつかうことができる。
そしてそれは「数値」となって明らかになります。
本当にやりがい生きがいのあるいい仕事です。

もちろん、ITだけでなく、真剣勝負で魂を込めた仕事をすれば
どんな仕事でも同じだと思います。

ただ私は、付加価値のつけ方、創意工夫の余地が無限にあるという点で
ITはダントツによい仕事だと考えています。
我こそは!と思う若者にぜひ、挑んでほしいと思います。

◆今日の一言◆

職業とは
職業に二つの意味がある。
一つは、それによって生活を営む手段とすること。
一つは、職業である仕事を通じて世のため、人のためになるということである。
これあるによって職業は神聖であり進歩があるのである。

安岡正篤 (Wikipediaにリンクしています)


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