人間万事塞翁が馬

おはようございます!BAISOKUの吉沢です。

「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」
ということわざがあります。

中国の古い書物「淮南子(えなんじ)」に書かれている故事に由来しています。

昔、中国北方の塞(とりで)近くに住むおじいさん(塞翁)の馬が、
胡の地方に逃げてしまった。

人々が気の毒がると、塞翁は「そのうちに福が来る」と言った。

やがて、その馬は胡の駿馬を連れて戻ってきた。

人々が祝うと、今度は「これは不幸の元になるだろう」と言った。

すると胡の馬に乗った塞翁の息子は、落馬して足の骨を折ってしまった。

人々がそれを見舞うと、塞翁は「これが幸福の基になるだろう」と言った。

しばらくすると、胡の軍勢が攻め込んできて戦争となり、
若者たちはほとんど戦死してしまった。

しかし足を折っていた息子は、兵役を免れたため、戦争に行かず、
無事に生き残った。

何かが起こった時、一見幸福でも後の災いに、一見災いでも後の幸福になることがある。
人間の幸不幸はわからない。だから目先のことに一喜一憂するな、という教えです。

他にも、
禍福は糾える縄の如し(『史記』『漢書』)
禍転じて福と為す(『戦国策』『史記』蘇秦列伝 )
人生楽ありゃ苦もあるさ(水戸黄門?)
等、同様の教え、いましめが多数あることから考えると、
人間は、どうしても目の前のことに大騒ぎして肝腎の本質を見失いがち、
ということなのでしょう。

長く凶が続くなら、その意味に気づけ。それが天命なのだから。内なる声を聞け!

吉が続くなら、驕らず謙虚に、感謝して先を見通せ。

絶望も許さず、有頂天も許さず。

どんな状況下でも、どっしりと肚を据えて、ぶれない心を育てましょう!

◆今日の一言
今起きている事は私を成功に導くチャンスです

人間は、生きているうちに、いろいろなことに出会います。
あとから考えると、それが全部「自分を成功に導いてくれるチャンス」だ
ということがわかるのです。
だから、何があっても、「チャンスが来た!」と思ってください。
絶対に、「困ったことが来た」と思ってはいけませんよ。
せっかくのチャンスを困ったことに変えないように、注意してくださいね。

斎藤一人さん